特集展示
「パレスチナ -その文化と文学-」
会期:令和7年(2025)3月20日(木・祝)~
※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。
私たちが暮らす日本から、西へ約9,000㎞。地中海を望むフィラスティーン(パレスチナ)は、アラビア半島とエジプトとの間に位置し、紅海にも通じる世界史的な交通の要衝である。ユダヤ教、キリスト教揺籃の地でもあったが、ローマ帝国、東ローマ帝国の属州を経て、預言者ムハンマドがイスラム共同体を興した7世紀以降は、11世紀末に十字軍が建てたエルサレム王国を挟みつつも、大方イスラム諸国の支配を受けて近代に至った。
しかし、第一次世界大戦によるオスマン帝国の滅亡後は、イギリスの委任統治領となり、1948年のイスラエル建国と、同年に始まった数次に亙る中東戦争の結果、現地に先住していた多数のパレスチナ人が故郷を追われた。また、2023年からのパレスチナ・イスラエル戦争では、イスラエル軍による女性や子供を含めたパレスチナ人の虐殺や、ジェノサイド行為が国際的な人道問題となっている。
このような「パレスチナ問題」は、単なる政治問題ではなく、切迫した人権問題でもあり、遠く離れた日本とも無関係ということはできない。そこで本特集展示では、パレスチナの文化・文学などを取り上げつつ、「パレスチナ問題」に対する理解を深めていきたい。
開催概要
会期 | 令和7年(2025)3月20日(木・祝)~ |
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会場 | 國學院大學博物館 考古展示室 |
入館料 | 無料 |
開館時間・会期中休館日 | 開館時間:10時~18時(最終入館17時30分) ※ミュージアムショップは開館日の10時30分~17時30分 休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、年末年始等、不規則に休館日あり。 開館スケジュールでご確認ください。 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |