会期:令和7年2月22日(土)~4月20日(日)
メディアとしての江戸の出版文化
江戸時代前期(一六〇〇年代)に京・大坂で盛んになった印刷技術による出版文化は、中期(一七〇〇年代)になって、江戸の地において、上方文学とは異なる特徴を備えた独自の〝江戸戯作〞として花開きます。 また出版文化の広がりに伴う庶民読者の増加が顕著に見られるようになったのも 江戸中期以降です。彼らの嗜好と期待に応える戯作類が、急激な勢いで出版されて いくことになります。こうした戯作群の製作、出版、販売を担っていたのが、本屋です。 板元とも呼ばれた本屋は、江戸府内に次第に増えていき、戯作者らの執筆活動を後押し、プロデュースしていくことになります。言わば本屋は江戸の版本文化の屋台骨であったわけです。 本展示では、その江戸の本屋の活動を概観するとともに、本学図書館所蔵の甘露堂文庫(伊藤孝一旧蔵)と小柴文庫(小柴値一旧蔵)という江戸戯作コレクション蔵本を中心にして江戸時代後期の、華やかで遊び心に溢れた版本・錦絵の数々をご覧ください。●予告!!展示紹介動画を「オンラインミュージアム」で配信開始予定
▶中村正明 國學院大學教授が展示解説!〔YouTube〕
●企画展「江戸の本屋さん - 板元と庶民文学の隆盛 - 」 チラシ PDF [5.75MB]
開催概要
会期 | 会期:令和7年2月22日(土)~4月20日(日) |
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会場 | 國學院大學博物館 企画展示室 |
開館日・開館時間・会期中休暇日 | 開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館) |
入館料 | 無料 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |