特集展示
「神まつりをめぐる「法」」
会期:令和7年(2025)8月22日(金)~9月23日(火・祝)
※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。
7世紀後半から8世紀にかけて、日本は「律令」、つまり「律」(刑法)と「令」(行政法など)という基本法による国家の運営を本格的に始動しました。これは、当時の中国を中心とする東アジア世界の潮流に乗ったものです。日本独自の律令を制定する中で、国家の神まつりの枠組みは、主に「神祇令」という編目に規定されました。
やがて平安時代になると、制度の中心は律令の修正・補足法令である「格」や施行細則である「式」に移り、神まつりの規定もより詳細なものとなりました。特に、延長5年(927)に成立した『延喜式』は、ほぼ全文が現代に伝わり、神まつりのみならず、古代史研究の様々なジャンルにおいて、欠かせない史料です。
本展示では、本学で教鞭をとった宮地直一・西田長男両博士の研究と旧蔵資料の一部を紹介します。『延喜式』編纂から1100年となる令和9年(2027)を前に、神まつりをめぐる「法」の変遷を知っていただければ、幸いです。
開催概要
会期 | 令和7(2025)年8月22日(金)~9月23日(火・祝) |
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開館時間・会期中休館日 | 開館時間:10時~18時(最終入館17時30分) 休館日:毎週月曜日(祝日は開館) ※ミュージアムショップは開館日の10時30分~17時30分 |
会場 | 國學院大學博物館 神道展示室 |
入館料 | 無料 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |