大学院博物館学専門実習 特集展示
「安本博と考古館-静岡考古館70周年-」
会期:令和7(2025)年6月28日(土)~令和7(2025)年9月23日(火・祝)
※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。
1943(昭和 18)年、軍需工場の建設に伴って存在が明らかとなった静岡県静岡市の登呂遺跡は、弥生時代後期における集落と水田跡の一体的な様相が確認された初期の考古学的発掘事例です。その傍らに立つ静岡市立登呂博物館は、1955(昭和 30)年に開館した静岡考古館の後身であり、2025(令和7)年で開館 70 周年を迎えました。
かかる登呂遺跡を発見し、学会に報告、戦前・戦後の発掘に関与し、静岡考古館の開館に尽力した人物の一人が、在野の考古学者、地方史研究者として知られた安本博です。
このたび國學院大學博物館学研究室では、安本家のご協力を得て、草稿・図面・写真・書簡類等からなる「安本博資料」の目録化を行う機会を得ました。そこで、安本の依頼を受けて登呂遺跡の第1次調査に関わった大場磐雄(当時國學院大學講師)の資料や安本らによる発掘調査の記録、そして静岡考古館の設計・設置にまつわる文書などを通して、登呂遺跡における調査・整備の黎明期を振り返ります。
開催概要
会期 | 令和7(2025)年6月28日(土)~令和7(2025)年9月23日(火・祝) |
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会場 | 國學院大學博物館 校史展示室 |
入館料 | 無料 |
開館時間・会期中休館日 | 開館時間:10時~18時(最終入館17時30分) 休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、8月12日(火)~21日(木) |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |
主催 | 國學院大學博物館・國學院大學博物館学研究室 |