企画展 「祭礼行列-渡る神と人-」に関連して、國學院大學博物館 ホールにて民俗誌映像「祭りに生きる 京都の鉾差し」(大森康宏 製作監修)を下記の日程で上映いたします。
申込み不要、参加費無料です。
当日、國學院大學博物館 ホールまでお越しください。
※上映のみのイベントとなります。講師等による解説はございません。
【上映映像】
民俗誌映像「祭りに生きる 京都の鉾差し」(76分)
製作監修:大森康宏
撮影期間:2011年5月~2012年7月
製 作 年:2014年
撮 影:井ノ本清和
製 作:京都の民俗文化総合活性化プロジェクト実行委員会
【日 時】
平成28年11月5日(土) 14:00~
11月20日(日)1回目:12:20~
2回目:15:00~
【会 場】
國學院大學博物館ホール
申込み不要、参加費無料
※なお、上記時間帯は、企画展期間中、國學院大學博物館 ホールで上映している通常の映像はご覧いただけません。ご了承ください。
【概 要】
映像による剣鉾とは
映像を活用した民族学あるいは民俗学においては, 現場での出来事を記録・収録することによって, 撮影時点での事象を視覚的に再生することができる。従って他の場所で撮影した同じような事象の映像記録と比較研究することが可能であり, さらに過去に記録された映像と比較して事象の変化そして変遷を研究することが出来る。今回の記録映像は将来の鉾差しの映像と比較検討できることを予測して制作された。
事象のなかでも剣鉾のまつりの行程そのものの簡素化などは映像の記録によって発見しやすい研究であるが, それに加えて, 言葉では説明しにくい, 祭りにかかわる所作の解明や仕草など, 非言語による身体表現の部分を映像記録することでより精緻に研究を補うことができる。(中略)
今回筆者に要請された映像制作は, 鉾の差し方や鉾の組み立てなどの剣鉾のまつりの過程の詳細な記録映像よりも, 鉾差しと呼ばれる鉾を差す人を中心として, 地域社会の祭礼行事と剣鉾の関わりや, その人間関係の実態を記録することに重点を置いて制作に努めた。そのことによってこのまつりにおける剣鉾の役割や意味, 人間関係と社会連携が浮かび上がるように映像を構成してみた。
とりわけ重要なことは, 将来, 過去のものとなるこの映像記録が, 来るべき時代の社会集団にとって様々な有機的な意味ある関係が重要視されたとしたら, 今回の[記憶]としての映像記録が重要性を持つこととなろう。ただし映像記録からいかに, またどのように[記憶]を再構築するかは次世代の研究者にゆだねることとなろう。
(大森康宏「剣鉾と映像」『京都剣鉾のまつり調査報告書~映像編解説書~』より一部抜粋)
本上映会は、企画展 「祭礼行列-渡る神と人-」の関連企画です。
開催概要
上映映像 | 民俗誌映像「祭りに生きる 京都の鉾差し」(76分) 製作監修:大森康宏 撮影期間:2011年5月~2012年7月 製 作 年:2014年 撮 影:井ノ本清和 製 作:京都の民俗文化総合活性化プロジェクト実行委員会 |
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日時 | 平成28年11月5日(土) 14:00~ ※終了しました 11月20日(日)1回目:12:20~ ※終了しました 2回目:15:00~ ※終了しました |
会場 | 國學院大學博物館 ホール |
申込 | 不要 |
参加費 | 無料 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |
関連イベント | ■展示 企画展 「祭礼行列-渡る神と人-」 会期:平成28年10月15日(土)~12月4日(日) 前期:10月15日(土)~11月11日(金) 後期:11月12日(土)~12月4日(日) 詳細ページはこちら ■ミュージアムトーク ※申込み不要・無料 詳細ページはこちら |