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特別展・企画展

開催終了

明治国家と法制官僚 ―井上毅歿後120年記念―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)【会期:2015/7/11~】

2015.07.11

特別展・企画展

明治国家と法制官僚 ―井上毅歿後120年記念―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)

明治国家と法制官僚 ―井上毅歿後120年記念―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)
明治国家と法制官僚 ―井上毅歿後120年記念―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)
会期:平成27(2015)年7月11日(土)~8月7日(金)


  明治時代の日本は、西欧諸国に比肩する国家となるべく、近代化を推し進めました。このような中、近代的な法律や制度の整備をになった法制官僚たちは、単に西欧を模倣するのではなく、日本の独自性を有した近代国家のあり方を追究して、その確立をめざしました。
こうした明治日本の法制官僚を代表する存在が井上毅でした。井上(いのうえ)毅(こわし)(1844―1895)は、肥後国熊本の出身で、その実力を大久保利通に見出されて以降、主に法制官僚として活躍し、明治22年(1889)の大日本帝国憲法の制定においては、伊藤博文の右腕として草案作成に中心的な役割を果たしました。また、国会開設の勅諭・教育勅語などの詔勅をはじめ、多数におよぶ法律・制度の起草や多岐にわたる政策の立案に従事しており、今日、「明治国家建設のグランドデザイナー」と称されています。井上毅が所有していた文書・図書からなる「梧陰(ごいん)文庫」(「梧陰」は、井上毅の号)は、明治日本の近代化を読み解く上でも貴重な資料群であり、現在、國學院大學図書館に所蔵されています。
 今年は井上毅歿後120年の節目にあたることから、これを記念して、「梧陰文庫」の資料を中心に、井上毅の事績を日本の近代化にともに尽くした人々との交流に着目して紹介し、明治国家の建設にかけた当時の人々の想いに迫ります。

開催概要

開催期間 平成27年7月11日(土)~8月7日(金)
【開館時間】 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
※7月27日(月)と8月3日(月)は休館
会場 國學院大學博物館 (渋谷区東四丁目10-28)
主催 國學院大學
後援 渋谷区、毎日新聞社、國學院大學若木育成会、一般財団法人國學院大學院友会
入場料 無料
お問合せ 國學院大學広報課 TEL:03-5466-0130
主な展示資料 『伊藤博文書翰(井上毅宛)』『辞令(文部大臣就任)』『教育勅語(写)』『山県有朋書翰(井上毅宛)』『山田顯義書翰(井上毅宛)』『憲法試草甲案』『日本帝国憲法草案』
関連イベント ◆ミュージアムトーク(展示解説)※無料

日時:平成27年7月18日(土)13:30~14:00
講師:齊藤智朗(國學院大學神道文化学部准教授)
※お申し込み不要です。当日、國學院大學博物館ラウンジ(入口)までお越しください。

◆ブロガー内覧会 ※無料

日時:平成27年7月10日(金)17:30~19:00
当日、齊藤准教授による展示解説を行います。
※事前申込制(詳しくは「ブロガー内覧会」ページでご確認ください) [応募を締め切りました]
國學院大學学びへの誘い 國學院大學が所有する学術資産の内から、古典籍を中心に展示会を開催し、開催地域との文化的な融合を図ることを目的として平成17年より実施しています。
「学び」とは、学生のみならず、誰もが生涯を通して行う行為であり、切り口を変えることにより、新しい発見が生まれ、様々なものが見えてきます。多彩な入口を提供し、学術の裾野を広げようとする試みが「学びへの誘い」です。