國學院大學が校名に冠する「国学」とは、日本の国の成り立ちを考究して、神道・伝統文化に基づく心を究明する学問です。本学の母体であった皇典講究所は、「国学」勃興以来の研究・教育理念を継承・発展するため明治15(1882)年に創立され、本学ではこれを出発点として135年にわたる歴史を歩んできました。
皇典講究所開黌式に臨んで、初代総裁に就任された有栖川宮幟仁親王は、「凡学問ノ道ハ本ヲ立ツルヨリ大ナルハ莫シ故ニ国体ヲ講明シテ以テ立国ノ基礎ヲ鞏クシ徳性ヲ涵養シテ以テ人生ノ本分ヲ尽スハ百世易フベカラザル典則ナリ」との告諭を示されました。今日においても、この告諭の精神は建学の精神の基礎をなすものとして受け継がれてきています。
このような創立以来の有栖川宮家とのご縁から、本学では有栖川宮家の祭祀を継承された高松宮宣仁親王妃喜久子殿下のご高配により、ご襲蔵してこられた有栖川宮家ならびに宣仁親王・喜久子妃両殿下ゆかりの品々を拝領し、収蔵しています。このたび、創立135周年を記念し、本学の歴史と有栖川宮家との関わりをご紹介するとともに、精巧で美術的価値の高い同家ゆかりのお品をご鑑賞いただければ幸いです。
●國學院大學創立135周年記念展示「有栖川宮家旧蔵資料と國學院大學の歴史」 チラシ PDF [2.77MB]
開催概要
会期 | 平成29(2017)年5月28日(日)~7月23日(日) |
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会場 | 國學院大學博物館 校史展示室 |
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
会期中休館日 | 6月19日(月) |
入館料 | 無料 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |
主催 | 國學院大學 |
展覧会図録 | 國學院大學創立135周年記念展示 有栖川宮家旧蔵資料と國學院大學の歴史 発行日:平成29年5月1日 発行:学校法人 國學院大學 企画・編集: 國學院大學博物館、國學院大學研究開発推進機構 校史・学術資産研究センター 図録はなくなり次第配布終了となりますので、あらかじめご了承ください。 ◎好評につき、図録の配布は終了いたしました。 |