國學院大學博物館 国際シンポジウム・ワークショップ2015
「博物館の国際的ネットワーク形成と日本文化研究」
海外の博物館における日本の資史料、美術の展示は、その国の日本文化研究、教育のまさに最前線であるといえます。
2009年に大英博物館で開催された『The Power ofDOGU』展は、連日多くの来場者で賑わい、これまで日本の縄文土偶になじみのなかった人々にも、広くその文化的価値を伝えることとなりました。
このようにして日本文化への興味を抱いた人々が、さらに資料の理解を深め、日本文化の理解へと歩みをすすめていくためには、展示で完結するのではなく、もう一歩踏み込んだ工夫が必要と考えられます。
その有効な仕掛けの一つに、日本の専門的な博物館とのオンライン上での提携が挙げられます。
今回のシンポジウムでは、海外で日本関連の資料を展示、研究している博物館から担当の学芸員をお招きし、それぞれの博物館の現状を報告いただき、日本の博物館にどのような情報発信を求めるかを発題していただきます。その上で日本側のパネリストたちと討議を行い、情報化時代といわれる現代に求められている、博物館の国際的ネットワークのあり方を展望します。
■本シンポジウム・ワークショップ報告書PDF[13.2MB]
開催概要
日時(国際シンポジウム) | 平成27(2015)年12月12日(土)10:00~18:00 |
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日時(ワークショップ) | 平成27(2015)年12月13日(日)10:00~17:00 |
会場 | 國學院大學 渋谷キャンパス 学術メディアセンター1階 常磐松ホール |
パネリスト他(国際シンポジウム) | 【パネリスト】 マティ・フォラー Matthias Forrer (ライデン国立民族学博物館、オランダ) サイモン・ケイナー Simon Kaner (セインズベリー日本芸術研究所、イギリス) ミシェル・モキュエール Michel Maucuer (ギメ美術館、フランス) アン・ニシムラ・モース Anne Nishimura Morse (ボストン美術館、アメリカ) アレクサンダー・シニーツィン Alexander Sinitsyn (ピョートル大帝記念 人類学・民族学博物館[クンストカメラ]、ロシア) 【コメンテーター】 井上 洋一 (東京国立博物館) 【司会】中牧 弘允 (吹田市立博物館、国立民族学博物館) |
パネリスト他(ワークショップ) | 【パネリスト】 イローナ・バウシュ Ilona Bausch (東京大学) クリストフ・マルケ Christophe Marquet (国立東洋言語文化大学、 日仏会館、フランス) ヨハネス・ヴィーニンガー Johannes Wieninger (オーストリア応用美術博物館、オーストリア) 内川 隆志 (國學院大學) 岡崎 礼奈 (東洋文庫) 三宅 秀和 (永青文庫) 宮崎 克則 (西南学院大学) 山﨑 妙子 (山種美術館) 【司会】笹生 衛 (國學院大學) |
定員 | 150名(先着順にて受け付けます) 締切日は設けておりませんが、定員に達し次第締め切ります。 |
参加票 | 参加申込みが受理されましたら、 参加票を申込フォームに登録いただいたメールアドレスにお送りします。 |
申込方法 | *入力いただきましたメールアドレスに、「参加票」をお送りします。 *締切日は設けておりませんが、定員に達し次第締め切ります。 |
主催 | 國學院大學博物館 |
後援 | 日本経済新聞社、日仏会館・フランス日本研究センター、全日本博物館学会、渋谷区 |
國學院大學博物館国際シンポジウム・ワークショップ2015について | 本企画は、平成27年度文化庁の「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」に採択された「東京・渋谷から日本の文化を国際発信するミュージアム連携事業」のイベントの一環で実施いたします。 詳しくはミュージアム連携事業のページをご確認ください。 平成27年度文化庁「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」[外部リンク] |
問合せ先 | 〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28 國學院大學博物館「國學院大學博物館国際シンポジウム・ワークショップ2015」係 Tel.03-5466-0359 Fax.03-5466-6697 |