特集展示
「垂加神道の展開―儒学・神道と格闘した人々―」
会期:令和5(2023)年7月15日(土)~9月18日(月・祝)
※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。
山崎闇斎の唱えた神道説は垂加神道と呼ばれる。闇斎は朱熹が大成した儒学思想である朱子学を修めた人物として知られ、その関係の書物に対し、精緻な文献考証を行った上で正確な和訓を施した。朱子学の思想や、こうした手法が神道研究にも応用され、やがて垂加神道は大成する。闇斎は中臣祓や『日本書紀』から理想的な国家像を見出し、君臣相互扶助の境地(「君臣合体」)を目指した。さらに三種神器を承けられた君は有徳であるとして、君徳の是非を論じず、臣道の厳格化を説くのであった。
また、闇斎ら垂加神道家の研究成果は注釈書や講義録、秘伝書としてまとめられた。
本展示では國學院大學図書館が所蔵するそれらの資料から、闇斎以来の神学や研究手法が脈々と継承されつつ、世代を経るなかでその内容がより深められていった展開の諸相を紹介する。
開催概要
会期 | 令和5(2023)年7月15日(土)~9月18日(月・祝) |
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会場 | 國學院大學博物館 神道展示室 |
入館料 | 無料 |
開館時間・会期中休館日 | 開館時間:10時~18時(最終入館17時30分) 休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、8月11日~22日 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |