イベント・企画

特集展示
「西田長男博士旧蔵資料―資料と研究―」
会期：令和6(2024)年3月19日（土）～5月26日（日）

※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。

　西田長男（1909～1981）は、本学出身で、のちに教授となった神道史学者です。本学在学中は神道史学者の宮地直一（1886～1949）らに学びました。
　研究範囲は古代から近代まで幅広く、主な論文は『日本神道史研究』全十巻に収められています。同書の第一巻「総序」では、神道について、それを把握するためには様々な方法があるが、実証的な歴史的事実にこそ、真実があるのではないかと思われるとし、これを神道史学に従事した理由としています。
　西田は論文の中でしばしば自身の蔵書を用いており、これまで、その論文を通してのみ知ることができた貴重な資料が多くありました。國學院大學は、令和３年に「西田長男博士旧蔵資料」の寄贈を受け、現在、整理・調査・研究を進めています。その中で、論文で用いた資料も見出されました。本展示では、それらを含め、旧蔵資料の一部を展示いたします。

　本展示は、科学研究費「宗教テクスト文化遺産アーカイヴス創成学術共同体による相互理解知の共有」（22H00005）の研究成果の一部を含んでいます。