イベント・企画

特集展示
「即位礼」
会期：平成31 (2019) 年4月27日（土）～令和元（2019）年5月26日（日）

※本展示は、博物館の一角でおこなう小規模展示です。

　本年は「譲位」によって御代替わりが行われ、新たな「令和」の時代が始まる年です。 譲位とは、天皇が皇位を譲られて新たな天皇が即位することをいいます。前回の譲位は、江戸時代後期の文化14（1817）年に行われた、光格天皇から仁孝天皇への御代替りの時でした。今回の御譲位はおよそ200年ぶりということになります。そこで本展示では、「譲位」と「即位」の儀式に焦点をあて、関連資料を展示いたします。
　譲位の際には、皇位を象徴する三種の神器のうち「剣璽」（宝剣と神璽）が新たな天皇へと受け継がれる「剣璽渡御」の儀式が行われました。現在は「剣璽等承継の儀」と呼ばれています。また、新たな天皇が即位を正式に表明する儀式を「即位礼」といいました。これは「高御座」（玉座）に着いた天皇が、参列者からの祝賀を受けられる儀式で、現在は「即位礼正殿の儀」と呼ばれます。
　本展示を通して、天皇の代替わりの儀式に関する理解を少しでも深めていただければ幸いです。