文部科学省 「私立大学研究ブランディング事業」
古事記学の推進拠点形成
―世界と次世代に語り継ぐ『古事記』の先端的研究・教育・発信―
特集展示「國學院の『古事記』研究―『古事記』絵画化の400年―」
会期:平成30(2018)年1月18日(木)~3月11日(日)
※本特集展示は、博物館の一角で行っている小規模展示です。
『古事記』は和銅5(712)年の成立から現在に至るまで、様々なかたちで読み継がれ、語り継がれた来た、日本に現存する最古の歴史書です。『古事記』は本居宣長の『古事記伝』によって、我が国の歴史や文化などを明らかにするための本格的な研究の対象になった一方で、同時代に成立した『日本書紀』とともに、様々な人々によって絵画化されてきました。
漢字本文のみで成り立つ『古事記』の絵画化には、時代性や受容者の思想・解釈などの多様な条件が反映されます。それは近世の絵画化作品に『古事記』や『日本書紀』とは異なる独自の物語が多く含まれ、新たな日本神話が描かれていることからも言えるでしょう。絵画化された作品は、『古事記』受容のありようを知るために極めて重要な資料といえます。
本展では、近世において絵画化された神話や神々の姿などから過去の『古事記』受容を照らし出すとともに、現代受容の展開として、古事記学センター主催で開催された第1回古事記アートコンテストの受賞作を展示いたします。
なお、本特集展示は文部科学省 平成28年度私立大学研究ブランディング事業「「古事記学」の推進拠点形成―世界と次世代に語り継ぐ『古事記』の先端的研究・教育・発信―」の成果公開の一部です。
● 特集展示「國學院の『古事記』研究―『古事記』絵画化の400年―」 チラシ PDF [3.29MB]
開催概要
会期 | 平成30(2018)年1月18日(木)~3月11日(日) |
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会場 | 國學院大學博物館 校史展示室 |
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
会期中休館日 | 2月2日(金) 2月26日(月)~3月1日(木) |
入館料 | 無料 |
アクセス | 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館 アクセスマップをご覧ください。 |
主催 | 國學院大學古事記学センター |
共催 | 國學院大學博物館 校史・学術資産研究センター |
関連企画 | ■国際シンポジウム「時空を超える〈言葉〉―神話の翻訳をめぐって―」】 日時:平成30年1月20日(土) 13:00~17:30 場所:國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター1階 常磐松ホール 事前申し込み不要・入場無料 登壇者:池澤夏樹(作家) パオロ・ヴィラーニ(イタリア・カターニア大学准教授) アラン・ロシェ(フランス・国立高等研究実習院教授) 月本昭男(立教大学名誉教授、上智大学教授) コメント:シルヴィオ・ヴィータ(京都外国語大学教授) 司会:平藤喜久子(本学研究開発推進機構教授) ■第一回 古事記アートコンテスト 学生による古事記に関する絵画・アート作品 ※作品募集は既に終了しました。 |